僕はリアリストである。
極度の、がつくかもしれないくらいに。もっというと、分析装置で観測できない
ものなど、信用ならない。

そんな僕は小さいころ―物心つく前から12歳ぐらいまで―暗闇に包まれると、
20〜40cmの白く光る球がしばしば視覚に入ってきた。
あれはきっと視覚異常だ。そうだ、そうに違いない。


なお、現在の僕はマイナスイオンのお陰で、正常な視覚を無事回復したことを付
記させていただきます。