譲れないものは、僕には無い。雑食性動物の典型だ。これが長所でもあり、短所でもある。
なんでもやってみよう、どこにでも行ってみよう、目的のためなら主義や主張なんぞ、どうでもよろしい。



僕は、研究者という、カタギなヒトからみたらどう考えてもやくざな職業で口を糊している。
譲れないものが無いという属性は、ここでも多いに長所になるし、致命的な短所にもなる。



長所。できないよりはできるほうがいいし、憎い憎いテキの手技でも。深々と頭を垂れて、弟子入りし、自分の物にしたら、後ろ足で砂を蹴って師匠にぶっかける事ができる。って、うあーすげえ悪人じゃないかっ。
ええっと、そうさね。僕はセンモンカには多いに敬意を払いますよ。でもね、自分のセンモンは簡単に譲っちゃうんだな。そして他人様のセンモンを食い散らかす。もちろん、移り気なので、「極める」事はないけど。
自分自身のセンモンのプライドをぽんぽん譲って、いろんな世界を渡り歩いた事で、稀に見るマルチロールファイタになれたと思う。マルチロールファイタってのはね、戦闘機の分類ね。爆撃でも対空戦闘でも対艦戦闘でもなんでもできるんだぜ。えっ、解りにくいですかね?



短所。器用貧乏とはまさに僕の事っ。プライドっすか。何でも譲り渡しているとそんなものも、とうの昔に言い値で譲り渡しましたよ。



二次元でも三次元でも。甘いものでも辛いものでも。インドアでもアウトドアでも。姉でも妹でも。ヴァイオレンスでも癒しでも。ブラックラグーンARIA。両方のヒロインと結婚してるんだぜ?



何でも美味しく頂きます。