Chizuのターン

毎回自分のことばかりで恐縮だが、 こんな私でもかつて小学生だった頃がある。 小学生だった私は、ピアノを習っていた。 通っていたピアノ教室は、当時の田舎にあっては少々特殊で、 幼少時の入会以外は基本的に受け付けないところであったことを記憶する。 …

ファンの方には申し訳ないが、 あの菓子を可愛いと思えたことが無い。 あれは確か、 ヒヨコのようなものが上を向いた様な、 そんな形をしていたと記憶するが、 その記憶すら曖昧なくらいだから、 もう長いことその姿すら見ていないのだろう。 子供の頃、あれ…

いきなり下着の話で恐縮だが、ブラジャーの話である。 いつ何処で救急車で運ばれるかもしれないとか考えなくても、 下着くらいはまともなシャキッとしたものを付けたいと思う私は、 どうしても機能よりもデザインでそれを選ぶ。 そもそもあまり機能が必要な…

「父さんが渡れなかった海を、 お前たちは渡っておゆき。 そして伝えなさい。 父さんの見事なターンを。」 毎日見守っているつばめの巣がある。 いつも夫婦仲良く子育てしているのだが、 ある日気付くと、片親しかいない。 しかもぐったりと疲れた様子がやけ…

「お月見しません?」なんて簡単に良く言えるものだと私は思う。 余程皆さんタフ、頑丈なのだろうな。 月なんてまともに長時間眺めるもんではない。 私がまともに「ああ美しいねサンタマリア」と眺められる月は、 三日月くらいのものだろう。 三日月くらいが…

大体、広場っていう概念が無かったんだろうから仕方無いとは思う。 思うけれど、よ? ハトの糞まみれになった悲しそうなライオンが、 他にこれといった仲間もなく噴水の中に佇んでいるのだよ?独りで。 噴水の水はもうとっくに止まっている。 アホ面した高校…

勿論、50年前のそれと今のそれとでは大きな違いがあるのは当然だが、 今、大抵の国の大抵の「ハレ」が手に入るこの国において、 それはどんなもののことを言うのか私には良くわからない。 わかるのは、それが以前より個人的なものになっているということく…

色とりどりのパラソルでしょ?色とりどりの水着でしょ、 色とりどりの帆、色とりどりの海の家の、色とりどりの男の子、女の子。 ものすごい色で溢れかえっているのね。 うわ、ペットボットルでしょ?片方のビーサンでしょ?フィン、 魚やとんびの骸、って、…